FC2ブログ

雨の裏庭

掌編未満のSSや思いついたシーンなどを気ままに書き散らしていくためのブログです。

F11 空の歌を捧げる歌姫の最後
 機械が歌い出したときはアンデルセンのナイチンゲールを思い出してどきどきしたけどハッピーエンドで良かった! 他のものを全部取り上げられて歌うことだけが全てになってしまったような主人公から歌姫としての立場まで奪われてしまったら、と一瞬不安になってしまったのですが、直後のテオさんの登場で救われました。神殿はもっと精神的なケアをしようよ! と思ったけど、そういう立場にいる人に「聖人」であることを求めるのは人の性なのかもしれないなあと悲しく思ったり。この後の二人に穏やかな生活が訪れることを祈らずにいられませんね!

F10 聖泉鏡
 冒頭の泉の美しい描写と挨拶代わりのアクションが素敵! 同時に現代ででも不思議な存在もいて、という世界観が伝わってくるのがすごいですね。天真爛漫な清二さんやミステリアスな真埜さん、不器用そうな主人公も、キャラクターがみんな魅力的でした。特に成長していく真埜さんの正体がすごく気になります。今後明かされることはあるのだろうか、とか、思わず連載を追いかけ始めた気持ちで考えてしまいました。

F09 虹色クジャクと北の森
 たった一文でぶわっと風景が広がる冒頭すっごく好きです! そして突然出てくるクジャク人という単語のインパクト(笑) 羽の描写も綺麗ですね~。構造色ってこうやって描写すればいいのか……。
 モグラ人とか辞典爺さんとか、隅々から伝わってくるメルヘンな世界観も素敵です。独特の世界観と美しい風景の描写を存分に楽しませていただきました! 描写全部ツボだった!

F08 ねがはくは花のもとにて...
 敵は海賊シリーズを読んだ頃からスペースシップとAIの組み合わせにはロマンを感じずにいられない体質なのです。そこに疑似家族萌えをぶっこまれたらもうときめくしかない。うっ……でも胸が痛い。タイトルでフラグ立てるのやめてくださいよ~! この後の未来の想像が引っ張られる~!(じたばた) 舞台は冷たい宇宙だけど桜の風景の暖かさも感じられてときめきました。彼らの幸せな未来を願ってやみませんよ! フラグ立ってるけど!

F07 光の真実
 こういう質問めっちゃロマンを感じますね! ファンタジーの世界観と科学の融合は大好物です! 特にこの、物理が関係するロマンは! すごくロマン! この研究がやがて光は粒でありそして波でもあるとか相対性理論とかまでつながって、時間遡行魔法とかになっていったりしないかなあと妄想が広がりました。お弟子さんがんばれ超がんばれ! 真理を探究する師匠と弟子の関係に萌えつつ大好物に飛びついてしまった感じの感想ですみません……

F06 イ●カに●った●年
 料理名だけでもうすごくおいしそう……。海産物食べたい。じゅるり。謎めいた青年と少女の出会いとかキーになる宝石とかわくわくする要素の中で(ギャグ的な意味で)不安をかき立てるタイトル。どこでオチが来るかと身構えていたのですが、いつの間にかすっかり忘れて夢中になっていました。青年少女の逃亡劇とかときめかずにいられない! と思ったところでまさかのイカ。最後の(笑)に突っ伏しつつ私も笑ってしまいました。

F05 異説クリュタイムネーストラー
 クリュタイムネーストラーって何だ!? という疑問が冒頭で氷解。名前を知らなかったことからも分かるとおり、原作(っていうのかな?)の神話は知らなかったのですが、読んでから神話を読むとすごく面白かったです。なるほど、これは異説。神話の登場人物たちの行動は突拍子がないことが多くて感情移入できるものではないと思っていたのですが、このお話は主人公の気持ちがすっと入ってきました。一粒で三度美味しかった!(神話読んだ後でまた読み返した)

F04 子連れ天使
 風速八十メートルはあかん! と冒頭から嵐(物理)の予感にどきどき。その後の描写ではハードボイルドだ~! とときめいてからの人助け。人命救助の鮮やかな手腕はまさしくヒーローですね。そこから家まで連れて行く主人公の、ハードボイルドだけど冷酷になりきれない感情の動きがまたときめきます。ラストなんとなく未来が見えたところですぱっと終わってしまって身悶えました。再会……してほしい……!

F03 鐘山に迷う
 おお、中国! 時代物! この重厚な雰囲気、語り口がまさに時代劇で引き込まれます。注も雰囲気を壊してはいなくて、うう~ん、まさに時代劇の空気を伝えてくる感じ!(ひどい語彙だ) 圧巻なのは主人公が肖像画と面した時ですね。神々しさすら感じる描写で、主人公がそこでどんなに強い影響を受けたのかがよくわかります。それだけにその後のどうしようもない時代の流れが悲しい。鐘山に迷ったのは主人公なのか荊国公なのか、それとも国や時代そのものなのか、考えてしまいました。

F02 名前のない色
 最初の一場面だけで伝わってくる主人公の強烈なキャラクターがすごい。その強烈さから徐々にもろさが見えてきて、だからこそ崩れたところで心に来るものがありました。それも最初の強烈さが薄れるようなものではなくて、だからこそああなってしまったんだなというのが痛みと共に落ちてくる感じがしました。救いになる存在がいて良かった。作中で光にたとえられているのは主人公の方だけど、その存在自体が光みたいな気がしました。

F01 空蝉ばかりが残された
 最初の一文とタイトルから漂う不穏な気配。どきどきしながら読み進めましたが、良い意味で裏切られた気がします! 主人公の抱える葛藤と劣等感がリアル。だけどそんな主人公に注がれていただろう回りの目も想像できて、応援したくなります。二人の舞のシーンはもう、ものすごくツボでした。千草さんたちの方から見たら、主人公の方がまぶしく羨ましい存在だったんじゃないかとか、そこに変わらずいてくれることで得られる安心感とかがあったんじゃないかとか、いろいろと考えてしまいました。
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://pluie184.blog.fc2.com/tb.php/36-b09d4de4

| ホーム |